キャバクラの花形仕事”つけ回し”は、決して簡単な仕事ではないと言うことについては、先ほどの内容でも十分にお分かり頂けたのではないかなと思います。
とはいっても、やはりボーイの仕事をしている以上は付け回しを上手に成功させられるようになりたいと、皆さんお考えだと思います。
先ほどは、ボーイが上手に付け回しをする上で、最低限押さえてほしいポイントを4点に絞ってお話をしましたが、いかがでしたでしょうか。
これまでに経験がなかったボーイからすれば、結構大変そうだなと感じてしまっているのかもしれません。
事実、思っているよりも大変な仕事であることは確かです。
お客さん第一で付け回しを行うことが成功の秘訣とはいうものの、キャストの方にも上手く気を配っていなければ「不平不満」が知らない間に爆発してしまい、全然信頼してもらえないなんて事にもなりかねません。
いわば、お客さん、キャスト、お店の3者の中で上手にバランスを取りながら回していかなければいけない、ということですね。
そこで、今回はボーイが付けまわしをする際に、これだけは気をつけてほしいということをピックアップしてみましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
つけ回しの注意点①キャストを配置した後もお客さんの表情や動作を見逃さない
つけ回しで絶対にやってほしいのが、席にキャストを配置した後に気を抜かず、その席のお客さんの状態をしっかりと確認することです。
特に見逃してはいけないのが、つけた後の表情、そして動作・仕草です。
ボーイが席につくようなことはないので、遠目から観察することになるわけですが、必ずどのような雰囲気になっているのかを把握するようにしてください。
席についたキャストを相手にお客さんが満足しているのか、それとも不満を感じているのかは、ある程度その人の雰囲気等から読み取ることができますよね。
もちろん、これができなければつけ回しができないのでマストなスキルと言えます。
配置した後のお客さんの反応から、次はどのようにするべきかをこちらも考えなければいけないので、席に配置したからといって油断せず、キッチリと観察する癖をつけましょう。
つけ回しの注意点②ドリンクをもらったら数分間は付け回さないこと
1セットの間にどのようにしてキャストを付けるべきか、ボーイとしては考えてしまうところですが、うっかり焦ってつけ回すようなことがないように、しておかなければなりません。
特にNGとされるのは、席についたキャストがお客さんからドリンクをもらっていた場合の対応です。
ドリンクをキャストがもらっている場合には、ドリンクがなくなるまで、あるいはドリンクをもらってからしばらくの間は新たに付けまわしをしないように気をつけましょう。
お店の対応によっては“お客さんが不快に感じる“恐れがあり、再来店して頂くことが難しくなります。
くれぐれも注意をしておきましょう。
責任重大!ボーイの付け回しで売上を左右する
改めて言いますが、つけ回しは店の売り上げを大きく左右します。
お客さんの満足度によって店に落ちる金額が相当変わってくるわけですから、1回1回のつけ回しは非常に重要な選択となるのです。
軽い気持ちで付け回すようなことはせず、それだけの責任を負っているということを理解した上で、対応するよう心がけた方がいいでしょう。